ビッグモーター不祥事わかりやすく解説！原因は立会い調査員が消えた事

ほぼ毎日、ビッグモーターの不祥事が

ニュースに流れています。

今までビッグモーターの不祥事に無関心だった人

でも、今すぐ理解できるようわかりやすく解説します。

ビッグモーター不祥事の概要

ビッグモーターの一連の不祥事を一言で言うと

車の修理する時、お客さんの車にわざと傷つけて修理代を水増し、保険金を不正請求した。

です。

時系列でもう少し詳しく説明すると次のとおり。

ビッグモーターの不祥事は2015年（平成27年）から始まりました。

■株式会社ビッグモーターの業務は
　中古車の販売・修理・買い取り・車検対応・
　鈑金塗装・損害保険取り扱い、リースなど
　車関係全般

■ビッグモーターの不祥事の始まり

　2015年８月から損害保険への不正請求
　は始まった（鈑金部門・塗装部門）。

　2023年２月、入庫した車検待ちの車。
　検査せずに車検を通した事が発覚。

　2023年７月、損害保険会社への自動車保険の
　不正請求判明。

　・壊れていない車の部分を故意に壊し
　　損害保険請求

　・損傷軽微な箇所を、故意に拡大させ
　　損害保険請求

　・安い塗料を高級塗料と偽り請求
　・修理不要な箇所を修理して損害保険請求

■ビッグモーターの体質は、従業員を萎縮させ
　経営陣の意向に盲従させる方式。

　・社員の降格処分が兼重宏一副社長の指示
　　のもと頻繁に行われた。

　・本部から現場社員への恒常的強固な
　　プレッシャーがあった。

ビッグモーター不祥事をもっとわかりやすく！元幹部の実話！

ビッグモーターの不祥事を一番分かりやすくするには

元ビッグモーターの幹部から具体的な話を聞くのがベストな方法です。

元ビッグモーター幹部の話をまとめました。

不正請求の現状

ビッグモーターの鈑金部門（修理部門）が売上をあげるためにやっていた事↓

■不要な鈑金作業
■車に傷をつける。
　ゴルフボールを入れた靴下を車に
　叩きつける。　
■写真偽造
　車の損傷が大きく見せる撮影。　　
■顧客への偽装
　高級タイヤに交換したと偽り
　安いタイヤ装着。

修理箇所を増やし

と

損害保険会社にウソの報告を組織で行っていました。

原因①調査員の立会いがなくなった

従来、修理の見積もりを作成する時

ビッグモーター工場長（高い見積もりが欲しい！）と

損害保険会社社員（見積もりを低額に抑えたい！）が

事故車両を目の前に立ち会って

見積もり額について協議（協定という）してきました。

など

両業者が事故車を目の前に話し合う事で不正は

起きませんでした。

実は、この協定が数年前からいつの間にか無くなっていました。

大手の損害保険会社では調査員（アジャスター）の立会いが居なくなった事から、修理する側は自由に車を傷つける事ができる様になりました。

大手損害保険会社は、ビッグモーターへの信頼から立会いを省略しているとのこと。

これが最大の不正請求の原因です。

アジャスターがいないなど、同業者が聞けば驚く話です。

原因②異常なプレッシャーを与える本部

これは

「14万円の粗利でこの修理をしなさい」というビッグモーター内の社内隠語。

（正確には、＠は平均粗利の社内隠語）

①修理をするだけでは、利益は上がらない！

②利益を上げるには修理作業を増やすしかない。

③修理作業を増やすには、車に傷をつけて作業を増やすしかない！
（不祥事のメカニズム）

ビッグモーター本部からの

「利益をあげろ、あげろ」は

現場サイドに

「車に傷つけろ、傷つけろ」

と指示しているのと同じ。

月間成績が悪いと、社員の前で晒し者にされ不正を犯すようにもなる。

辞めた社員たちに責任転嫁する本部

絶対的に悪いのは本部の人間。

兼重宏行社長から息子に経営が替わって、何万人という社員が会社を辞めた。

本部は、不祥事の原因を会社を辞めた人のせいにしようとしている。

「辞めた人が不正を行っていた」という報告書を本部は作成していました。

ビッグモーター兼重宏行社長の息子が原因。

車業界の人ならみんな知っている事。

息子がやってきた事は有名。

息子の不祥事の証拠となるスクリーンショットはたくさんある。

これから続々と表沙汰になるはず。

辞めた人はたくさん息子のスクショを持っているから。

ビッグモーター声明文

2023年７月18日付けでビッグモーターは

ホームページから「お詫びとご報告」

と称する声明文を発出しました。

内容は、不正請求の概要・原因などについてです。

まとめ

ビッグモーターの不祥事を分かりやすく解説しました。

どうやら創業者から息子への世代交代がうまくいかず不祥事に至ったようです。